夏の暑い夜。 テレビはかしましさが耳について余計暑さが増す気がする。
こんな時は、自分の部屋に退散。音楽をBGMにミステリー三昧するのが私流。
そして不思議と暑い夜に聞いてみたくなる曲の傾向がある。そう、冷たいパッッションが感じられる曲。 もちろん私自身がそう感じる曲なのであるが…
そんな曲の中で、今日の一枚は ヨーヨーマのチェロ曲。レンタルで借りてきて、MDに落としたアルバムだが、ヨーヨー・マ ベストコレクションである。
チェロの音色が好きで、自分でも何枚かアルバムを買っているが、このベスト版はミュージカルナンバーから、スクリーンミュージック、タンゴ、クラシックとバラエティに富んでいて、お気に入りだ。
何気なく流していたら、最後の方で、これは?とハッとするほど印象深い曲に気づいた。 チェロのソロが力強く始まったと思ったら、途中からバンドネオンが流れるように加わり、また何小節か合奏が続くと、ピアノが入ってくる。
う~ん タンゴだ、それもこの独特の旋律は”ピアソラ”である。
各人各様に己のパートを熱情的に奏でている。 それでいて力強いハーモニー。ピアソラはなんと不思議な旋律を書いた人か。
この曲は『フィアー (ファイブ・タンゴ・センセージョンズより)』。
暑さも忘れ、再度ミニコンポのBASS部分をオンにして、チェロの低音部をじっくり聴いてみた。 いい、本当にいい!
読んでいるミステリーが『水上のパッサカリア』で、パッサカリアとは、バロック音楽の器楽形式の一つ。
真夏の夜には、静かで熱情的な音楽が似合うようだ。
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