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きのこの世界 

きのこを食するのが大好きな私,本屋で『きのこ文学大全』なる新書を見つけた時は、心躍る思いですぐに購入した。 キノコは松茸を頭に、しいたけ、えのきだけ、まいたけ、しめじ、なめたけ、エリンギと食用なら喜んでいただくのだが、文学に著されたキノコとなると、ちょっと不安があった。 なぜって、キノコはどうも隠微なイメージが強く、おまけに毒キノコなるものが存在する為、かなりきわどい題材にされやすい。

果たしてこの本を読んだら以降、キノコが食べられなくなるのでは…と、半分は不安もあって、じんわり、じんわりと読み始めていたのだ。 
そんな時めっけたのが、御堂筋沿いの本町のギャラリーで『キノコ展』なる展示会があるというインターネットでの案内。 すわ、これは見なくては、とちょうど高島屋で開催していた『ガレ・ドーム・ラリック展』とドッキングさせて覗いて来た。
自然界の『キノコ』 と、その自然界の花や虫、キノコ等を題材にしたガレやドームの器の展示比較というのはなかなか神秘的且つ、興味深いものだった。
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キノコは黴や酵母と同じ仲間で、菌類という微生物なのだそうだ。普段私達が目にしているキノコの実体は、植物でいうところの花の部分で、実はその下に張り巡らされている菌糸がキノコの活動のほとんどを担っている。

その菌糸が動物や植物を分解して、土に還す役割をしているそうである。 菌類が生産→消費→分解→生産という自然界のサイクルを成立させているから、この地球上は動物や植物の死体に覆われることなく存在しているのだそうな。 う~ん、キノコとは、なんと奥深い根源的な存在であることかeye。 


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