万葉の道・飛鳥を歩く
春の一日、新緑香る大和は飛鳥の地を歩いて来た。かって7世紀に都があり、万葉集や日本書紀の舞台となったこの地には、もはやその頃の遺跡しか残っていない。が、今だに掘りつくされていない遺跡が地中に埋まっているようで、掘るにつれ日々新しい発見がなされているようだ。
飛鳥に都がおかれていた7世紀の頃は大陸で隋が滅び唐が台頭してきた時代である。日本と関係の深かった朝鮮半島の百済、高句麗、新羅の国々も不安定な時代であり、この時期、戦に破れた人々が渡来人として大挙して日本に亡命してきたとか。 おまけに日本国内では勢力争いの内乱が続いていた時代である。
飛鳥の地を歩くと、そういう歴史の痕跡がいたるところに見られる。低い山々に囲まれたのどかな里の風景の狭間にまだまだ謎が隠されているようだ。甘樫の丘からのぞんだこのなだらかな穏やかな地には多くの万葉歌が詠われている。 渡来人による不思議な巨石や石像物も数多く残っている。
左より猿石 石舞台遠望 亀石



今回は万葉の歌を朗誦された故犬養孝先生の功績を顕彰する会の方がガイド役をしてくださり、万葉歌の朗誦をしながら飛鳥一帯をずーっと歩き通した。 犬養万葉記念館の山吹が今を盛りと咲いていた。
山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の 知らなく -高市皇子ー
















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